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聖母マリアのカンティガ

この動画では主に歴史的背景について述べています。イベリア半島にアラブ人が入ってきて一気にイスラム様式となったのは711年以降です。710年平城京遷都の時期と重なります。正式には「聖母マリアのカンティガ」といいます。13世紀後半アルフォンソ10世が編纂した単声で400曲以上の美しい彩色の写本曲集があります。中世音楽に代表されるのがグレゴリア聖歌で、当然この音楽性を踏襲しています。しかし聖母マリアといえども実際には非典礼に位置付けられいます。その証拠に教会旋法というよりは、現代の私たちに受け継がれている後の和声法で伴奏を組み立てることができます。

トルバドゥールという当時のフランス貴族の間ではやった世俗音楽に似ているともいわれますが、現に王は彼らに曲を作らせています。教会音楽と世俗音楽のその中間的な音を放っているのが最大の魅力です。また、イベリア地方ならではのギター演奏がされることも特徴的です。ここでも王はアンダルシアのアラブ人に曲を作らせていたので当然の帰結です。たくさんの要素が詰まった正に芸術の結晶といえます。現在楽譜は歌のみの単声であるため、合奏用の楽譜を書いています。随時コンサート等で披露していけたら幸いです。
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